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白熱の米大統領選挙予選:ドナルド・トランプ vs ヒラリー・クリントン [政治]

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 今日本でも何かと話題になっているのが、今回の米国大統領選挙予選。 特に異質とも言えるドナルド・トランプ候補の発言にアメリカ国外からも世間の注目が集まっています。彼の過激発言と言えば、メキシコとの間に壁を築く(費用はメキシコ持ち)だとか、イスラム教徒をアメリカに入れないとか、日米安保が一方的でアンフェアだとかですね。

 しかしながら、アメリカと言う国の現実は最低賃金より低い最下層の違法労働者(違法移民)などによって多くがビジネスが支えられているのも現状です。また、日本とは違い、違法移民の子供であっても、アメリカで生を受ければ「アメリカ人」となりますので、それによって人口が増加し、アメリカの経済を支えているという側面もある訳です。 更に、イスラム教にしても、アメリカでは今やキリスト教に次ぐメジャーな宗教というのが現実です。IS問題にしても、アメリカ国内のイスラム教徒へのヘイトが高まる程に、国内にいるイスラム教徒がIS化する恐れというのが出てくるのではないでしょうか? 

 前回もそうですが、世界的に経済が落ち込み、世界的にテロの危険性が高まると、民衆は「強い指導者」を求めます。日本の安倍政権の支持率が高いのもこれが大きいです。こういう場面で大衆心理を利用して出てくる指導者の選挙フレーズというのは実はかなり似通っていて、トランプ氏は”Make America Great Again"であるところ、安倍氏は「日本を取り戻す!」といった非常に「抽象的」ですが、誰にでも指導者の意思と国民に夢を見させる単純なフレーズなのは間違いありません。ちなみにオバマさんは”change yes we can"でしたね。

 僕はアメリカ留学時にブッシュとアル・ゴアの選挙、そして911からのアメリカの動きを目の当たりにしているので、オバマ政権後のアメリカ世論が、再び「強いアメリカ」を目標に掲げる指導者へ傾いてもなんら不思議ではないと考えています。そこに根拠は必要ありません。 アベノミクスもそうでしたが、みんなが危機感を感じている時ほど、根拠のない、反知性的な発言の方が不安に満ちた人々の心にダイレクトに響きやすく、支持を集めやすいのです。ただ、民主党のヒラリー・クリントン候補も彼とは違ったエリアで、女性、有色人種、移民など幅広く支持を集めていますので、最終的にトランプ氏が当選するかどうかは定かではありません。 ただ、トランプ氏に対抗するとなると、かなり現実的には無理なことを言わなければいけないとも思いますが。


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